笑顔で穏やかな生活を支える認知症の方へのポジティブケア

BPSDを包括的に予防・治療するための指針

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家族介護者向け BPSD 予防・治療包括指針

第3段階薬物治療

薬物治療を検討、開始してもらう段階です。

薬物治療の開始について

  • BPSDが強く早期に軽減させた方がよい場合、介護する人の負担が大きい場合には、薬物治療を早期に行うことがあります。抱え込まずに、かかりつけ医に早期に相談することも大切です。
  • 薬物治療を行っている間は、「BPSDが軽減したか」と「眠気、ふらつきなどの副作用が出ていないか」の両方を観察する必要があります。
  • 効果と副作用に関しては、使用開始の一定期間、1日の色々な時間帯の、家族介護者・ケアスタッフなど複数の人からの情報が望まれます。その際、情報共有ノートが役立つかもしれません。
  • 本指針では、どのようなBPSDがどのような状態になった時に、認知症専門医が薬物治療を開始しているかを調査し、まとめました。
  • 外来通院による薬物治療だけで、症状が軽減できない時、介護する人の負担が大きい時には、専門病院への入院治療を行う場合があります。本指針では、どのようなBPSDがどのような状態になった時に、認知症専門医が入院治療を行っているかを調査し、まとめました。

BPSDの薬物治療に関する資材★全資材を見たい方はこちら

  1. 利用可能なガイドライン

    ・認知症疾患診療ガイドライン2017の第3章治療

    ・かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)

  2. 情報共有ノートの補助的活用を検討しよう

入院治療開始前に