藤澤 大介、 田村 法子、 色本 涼
認知症家族介護者の心理的負担と介護負担感の軽減を目的とした、認知行動療法に基づいた介護教室資材です。心理教育、行動マネジメント、介護者自身のストレス・マネジメントなどを組み合わせた複合的介入で、認知症介護者の抑うつ・不安の軽減効果が実証されているイギリスのSTARTプログラムを、日本に合うよう改編したものです。
認知症家族介護者教室(全6回、1回2時間)を実施する際に使用します。教室では認知症家族介護教室【映写用(PDF)】を使用、家族介護者さんには、認知症家族介護教室テキスト 【教室参加者用(PDF)】を配布します。
公開されている資料は、改編等せずそのままご活用ください。
12名の認知症家族介護者を対象に実施したパイロット研究では9名が完遂し、抑うつ、不安、介護負担が介入前後で有意な改善、BPSD重症度が改善傾向を認めました(藤澤大介, 色本涼, 田村法子, 他. 認知症家族介護者に対する集団認知行動療法プログラムの開発. 第33回日本老年精神医学会. 郡山市 2018/6/30.)。
パイロット研究の結果詳細は研究論文作成中のため、論文受理後に検証データ加筆予定です。本試験(ランダム化比較試験)は現在進行中です。
認知症家族介護教室【映写用(PDF)49.7MB】
認知症家族介護教室テキスト 【教室参加者用(PDF)31.6MB】
本ウェブサイトは、日本医療研究開発機構(AMED)認知症研究開発事業の以下の研究の支援を受けて、開発・運営されています。
「認知症者等へのニーズ調査に基づいた『予防からはじまる原因疾患別のBPSD包括的・実践的治療指針』の作成と検証研究」
研究代表者 數井 裕光
「BPSDの解決につなげる各種評価法と、BPSDの包括的予防・治療指針の開発〜笑顔で穏やかな生活を支えるポジティブケア」
研究代表者 山口 晴保
「血液バイオマーカーと神経画像検査によるBPSDの生物学的基盤の解明、および認知症者の層別化に基づいたBPSD ケア・介入手法の開発研究」
研究代表者 數井 裕光